映画の感想⑥
最近買った(?)進研ゼミの漫画約90冊のうち
「面白い」と推せる漫画が8冊もあった。
ゼミの漫画が好きな人なら分かると思うがこれはめちゃくちゃ打率が高い方なのでかなり有意義な買物となった。
その中には母親が性的であるとネットで話題になった漫画「31D401-C」も混在していたが、
個人的にはこの「23D203-MA」を激推ししたい。
個人的な感想ではあるけどこの作者は昔からどれも王道を微妙に外したり、展開や宣伝にひと工夫入れたり、読者を飽きさせまいとする意志が伝わる作品が多く中学生の頃からイチオシなのである(何様?)
そんな「23D203-MA」の魅力を紹介した後に最近観た映画の感想を書きます。
魅力①ヒロイン(加奈ちゃん)の現実的な振る舞い
後輩が自分の陰口を叩いている場面に遭遇した主人公に対し、小声で慰めてくれる。ちゅき。
※有象無象の漫画だと強気なヒロインが後輩にキレて主人公が感銘を受けるスカッとジャパンみたいなつまらん展開になる。
魅力②主人公が進研ゼミを始める理由
部室で腐る主人公がOBのノートを見つけ、先輩も努力していたことを知る。その後ヒロインと友達が進研ゼミを始めた事を知るも踏ん切りのつかない主人公に対し……
星空ドン!名言風よく分からんセリフドン!ヒロインの淡い恋心ドン!ハイ、青春。
※有象無象の漫画だと先輩や友達が如何にもな説明台詞でゼミを紹介し「自分でもできそう」みたいなつまらん理由で入会する。
進研ゼミを知り、始めるまでの一連の流れが3人の青春シーンに上手く落とし込まれているのがこの漫画の凄いところです。
ちなみに最後まで先輩は登場しない。これも極めて異色である。
魅力③性的な描写
全男子高校生が勃起したという伝説のシーン。
諸君 私は頭髪が大好きだ(少佐)
※有象無象の漫画なら顔が近い事に対して照れる所わざわざ「さわっ」という効果音を付けて髪が顔に触れた事実を強調しているのがこの漫画の凄いところです。
ちなみに普通の可愛らしいシーンもある
※有象無象の漫画なら「ばあか」のシーンで背景ブワァ!赤面ドヤァ!となる所をデフォルメで流したあと、友達キャラがニヤつく描写を入れ我々読者もニチャれるシーンを用意したのがこの漫画の凄いところです。
魅力④工夫された部活成功シーン
推せるのは左上、組んだ円陣を下から見上げるコマ。別に普通の漫画ならありがちの構図だけど進研ゼミの漫画では珍しいしアツい。
※有象無象の漫画は適当なスポーツ描写を適当に入れる。こればかりは説明がムズいので数を読まないと分かって頂けないと思う。
魅力⑤まさかの伏線回収
主人公がゼミを始めるきっかけとなったOBノートに書いてあった内容が最終ページで判明する。
これはマジで凄い演出ですよ皆さん。
普通最終ページは「大学で活躍する主人公」とか「掲示板の受験番号を指差す」とかそういうテンプレ構図です。これはもうベネッセから指示があるもんだと思ってた。
それをこういう形でシットリとそれでいてアツく終わるんだからこれはもう部屋で叫んだ。過程が好きすぎて伏線とか正直忘れてたので。シャッターアイランドの監督見てる?
ただ、あくまでも進研ゼミの漫画は「進研ゼミの漫画」という枠組みの中で相対評価した時に面白い面白くないが分かれるだけなので、スラムダンクとか嘘喰いみたいな商業漫画の方が普通に面白いし好きです。
それにこの漫画が如何に工夫してあって面白いかは多くのゼミ漫画を読んでないと分からないと思うので、掲載したページだけを見て判断するのはやめて僕の家に来て読んで下さい。
進研ゼミの漫画についてはまた単独記事で思いを書きます。
・ダークナイト
ジョーカー出演シーン以外つまらん。アクションがしょぼい。ジョーカーはカッコいい。
・ライフイズビューティフル
そこまで感動しない普通の映画。序盤の主人公の求愛行動が日本人にはキツすぎる。
・セッション
汚いユーフォニアムみたいな映画。ストーリーは胸糞悪いけど迫力があるので結構面白かった。
・ターミネーター2
ロボットが人間臭くなる作品が好きなので好き。
プラスティックメモリーズ以外。
・インセプション
長いけど超面白かった。ラストシーンも好き。渡辺謙がカッコいいけど最後まで誰なのか分からなかった。
・グレイテストショーマン
バカにしてたけど超面白かった。女版マッドマックスと評されてるのも納得の映画。僕達のような発達障害でも社会と戦って生きるのだ。
・コマンドー
ストーリーもアクションもつまらん謎の映画。
テンポと吹替の台詞回しだけ良いのでカルト人気はまあ分かる。
・キューブ
緊張感あってかなり引き込まれた。有耶無耶にしないでちゃんと終わるのも好き。
以上8本。
UQホルダーそろそろ読み終わります(そうですか)。